CATEGORY

感想・レビュー

【感想・考察】宮内悠介『カブールの園』

第156回芥川賞受賞作には山下澄人『しんせかい』が決まりましたが、 その他の候補作も忘れてはいけません。 加藤秀行『キャピタル』 岸政彦『ビニール傘』 古川真人『縫わんばならん』 宮内悠介『カブールの園』 山下澄人『しんせかい』 宮内悠介『カブールの園』は、惜しくも受賞を逃してしまった芥川賞候補作でした。 『しんせかい』読めやって話なんですが、図書館の予約が全然回ってこないんです…。 『カブールの […]

【感想】『世紀のラブレター』が想像以上に変態だった

『世紀のラブレター』という本を何かの書評欄で知って読んでみたのです。 商品紹介には興味深い文句が並んでいました。 甘える裕次郎、渇望する鳩山一郎、死を目前に想いを託した特攻兵や名将たち。平民宰相は妻の不貞をかこち、関東軍参謀はその名を連呼した。 いやあ、有名人ってラブレターも公開されてしまうんですね! 本当になんというか、変態でした。 『世紀のラブレター』とは? 本書は政治家や文豪など、誰もが知っ […]

【小説感想】『未来の見えない僕たちにニーチェは「あなたの人生を愛せ」と言った。』

ニーチェが下町のシェアハウスにやってきた!? 「もし、ニーチェが下町のシェアハウスにやってきたら」というキャッチコピーに惹かれて読んでみることにしました。 しかしこの本のタイトル…「ニーチェ」という情報以外に何もない!笑 小説なのか哲学書なのかビジネス書なのか自己啓発本なのかも分からない! 読んでみた僕が言いますけれど、たぶん、小説だと思います…。 この長すぎるタイトルの本を紹介する わりと投げや […]

【書評・感想】『イベリコ豚を買いに』あなたは本物のイベリコ豚を知ってる?

最近はすっかり聞き慣れたイベリコ豚。 市場に出回るほとんどが偽物だって知っていましたか? 本書『イベリコ豚を買いに』は、イベリコ豚の真実とその普及に奮闘した人のお話です。 『イベリコ豚を買いに』の感想・レビュー 『イベリコ豚を買いに』はどんな本? 著者はどんぐりを食べるというイベリコ豚に興味を持っていました。 ある日、イベリコ豚を見てきたという日本人に出会います。 彼の勧めで現地のイベリコ豚を見に […]

国内古典ミステリの傑作!三大奇書『虚無への供物』の感想・レビュー!

中井英夫『虚無への供物』、ご存じですか? 『ドグラ・マグラ』 『黒死館殺人事件』 ここに『虚無への供物』を加えて三大奇書という扱いになっていますよね。 いったい誰が言い出したのか知りませんが…。 恐らく読んだ人の大半が「奇書」と呼ぶほどのものではない、と評価を下すと思います。 少なくとも一定の論理性は見られるし、正統的な面白さを持った作品ですから。 今回はそんな『虚無への供物』を紹介してみます。 […]