『試金石』という言葉の意味や由来は? 中国は明の時代に生まれた言葉!

 
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『試金石』という言葉の意味は、恐らくほとんどの人が知っていると思います。

なので今回は由来をメインに解説していきましょう。
ですが、まずは意味の確認から。

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『試金石』 の意味

1.金銀の真偽を判定する黒色でかたい石。那智黒(なちぐろ)。古くは金付け石ともいう。
2.ものの価値や人物の力量などを判定する材料となるもの。

試金石には2種類の意味がありました。
本来使われていた「石」としての1の意味と、現代でもよく使われている2の意味です。

会社の会議などでは口癖のように使う人が一人くらいいるのではないでしょうか?
(僕の周りにはいました笑)

意味や由来はこちらの本を参考にしています。

『試金石』由来

明末の科学者、宋応星(一五九〇ころ~一六五〇ころ)の書いたいろいろな物の製法、技術を図を付して解説した書物『天工開物』(一六三七)に、金を試金石の上でこすってみると、本物かにせものか、すぐに見分けがつくとある。
江戸時代の本草学者・儒学者、貝原益軒(かいばらえきけん)(一六三〇~一七一四)の『大和本草(やまとほんぞう)』を見ると、「試金石、つけいし、なちぐろ、金銀の真偽を分かつものなり。(中略)金銀を以て此の石をすれば、偽金銀は其の悪色つく、真金銀は真色つく、是を以て真偽を試む」と出ていて、もと、金銀の良否を判定する石をいったのである。
それが、現代は物事の価値などを判定する材料となるものの意として使われるようになった。

出典は宋応星による『天工開物』でした。
この人は世界史を学習した人にとっては、中国史でお馴染みの人物ですね。

覚えている人は今後忘れないように『試金石』で絡めて覚えるといいかもしれません!

あ、中国と明は別物じゃないかという厄介なつっこみはなしでお願いしますね笑

『試金石』の用例

渠はズッとそれに目を通して、唯「成程」と云つたが、今自分が或非常な長篇の詩を書き始めて居ると云ふ事を話し出した。
そして、それが少くとも六ケ月位かかる見込だが、首尾克く脱稿したら是非東京へ行つて出版する。僕の運命の試金石はそれです、と熱心に語つた。

石川啄木『病院の窓』

文学作品でも頻繁に使われている言葉ですが、今回は石川啄木から引用してみました。

作中では自身の運命を占うものとして「長編の詩」が話題に上り、それが試金石になるのだと語っていますね。

使い方ではあまり困らないと思いますし、そもそも普段から友人同士の会話ではあまり登場しないかもしれませんが、ここぞという時に使えるとかっこいいのでこれを機に覚えていってください笑

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